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VQ1005/Genie III の欠点の 1 つとして「想像を絶する電池のもちの悪さ」(大げさ)が挙げられます。後発の VQ1015 シリーズにはここの改善が期待されるところですので、気合い入れて検証してみました。


January 11, 2009

アイコンの定義


各状況の定義は以下になります(実際のディスプレイのアイコンを示すものではありません)。


電池もうないぞのアイコン

電池終了!+ビープ音


ピピピというビープ音とともに電池の終了がアナウンスされます。この状態になると、モードボタンやシャッターボタンは一切反応せず、事実上ここが電池の終わりと考えられる状態で、しばらく放置すると自動で電源が落ちます。

今回の検証は限りなく電池を有効に使うべく、この状態を電池終了とはしていません(が、通常使用ではここを電池終了の目安に考えた方がいいですよね)

電池終了のアイコン

電池完全終了!!!(南無)


上記「電池終了!」状態以降、一旦電池を外し、再度電池→電源を入れることでしばらく撮影が続行できますが(「電池終了からの渾身のあがき」参照)、それを執拗に繰り返したあげく、 とうとう力尽き、もうお手上げ、終了〜と観念した状態を指します。

今回は内蔵メモリに保存しているため、撮影したファイルは都度消失します。

※実はこの状態になっても、しばらく時間を空けるとまた何枚かの撮影が可能となりますが、検証ではここをご臨終と設定します。


★ 実際の満タンアイコン()から目盛りが減ったアイコン()に変わる部分についてですが、そこそこ使ってる方は分かるかと思いますが、あてになりません。

目盛りが減ったからもうすぐ電池がなくなる!と心配になる方もいると思いますが、ここはそれほど神経質になる必要ないと考えています。

おおよそ数分から 20 分程度でアイコンが変わるケースが多いですが、50 分以上変わらなかったケースもあり、今回は思わずカットします。



検証


2008/1/4、1/5、1/6

  1. 新品の東芝製単 4 アルカリ乾電池
  2. 新品の無名ブランド格安アルカリ乾電池
  3. ほぼ新品のニッケル水素充電池 eneloop

の計 3 種類でそれぞれ検証


手順

記録媒体は内蔵メモリのみ。

デフォルトの標準モード(1,280 x 1,024)で室内、黒地の布(正確には PC ケース)めがけ撮影。満タンになった時点でメモリを初期化し、電池がなくなるまでひたすらシャッターを切る。途中オレ何やってんだと思ってもひたすら切る。


時間は撮影開始(=電池挿入)から上記で定義した左のアイコン状態になるまでの時間を示します。








VQ1015 Entry
VQ1015 Entry
VQ1005
VQ1005
【case 1】東芝製単 4 アルカリ乾電池
電池もうないぞ 58 分 107 分
電池終了 93 分 125 分
撮影枚数 1,671 枚 2,129 枚
【case 2】ノンブランド格安単 4 アルカリ乾電池
電池もうないぞ 56 分 83 分
電池終了 90 分 98 分
撮影枚数 1,658 枚 1,667 枚









VQ1015 Entry
VQ1015 Entry
VQ1005
VQ1005
【case 3】サンヨー eneloop
電池もうないぞ 92 分 149 分
電池終了 161 分 152 分
撮影枚数 2,902 枚 2,550 枚


まとめ〜私感


まず、なぜにアルカリ電池を 2 回検証したか?

以前 VQ1005 と Genie III の電池のもち時間を検証した際(つーかよく考えたらこれまた 1 年前の正月だ...なぜ毎年恒例?)VQ1005 は 2 時間もったという結果が出てます。今回 1 回目、確かに VQ1005 は同じように 2 時間もった。しかし、電池のもちが少なからず改善されてるんじゃ?と考えられた VQ1015 Entry が 1 時間半程度でダウン。

ホントかいな?と思い、急遽 2 回目をやったというわけです。

結果、2 度目の格安電池では VQ1005、VQ1015 Entry ともに 1 時間半程度。

この時点で VQ1015 Entry の方がどうやら VQ1005 より電池のもちが悪そうだ、という結果が見えてきました。

EVOLTA で試したら変わるのかもしれませんが....。


そして、満を持してなんだか分かりませんが(だって VQ1005 でエネループ使えてるし)公式に「エネループ対応」と謳ってきた VQ1015 Entry の底力はもしやここにあったりして?とエネループ検証。

結果、驚いたことにアルカリ電池より断然もちがよかった。

といっても対 VQ1005 という意味では大きな差がついたわけではありません。

この3 x 2=計 6 回の検証で 12〜13 時間かかっています。本来ならエネループ 2 回目レッツゴーとかいきたいんですが、1 回の検証で終わったことご了承ください。

また、今回たまたまですがエネループ買い増しにつき、ほぼ新品状態で検証できました。経験上、使えば使うほど性能が悪くなりますのでエネループの生存状態(笑)如何では必ずしも同様の結果が得られないだろうことも付け加えておきます。


ちなみに撮影枚数ですが、同じ黒地の布を撮っていると言っても実は昼夜などの時間帯、室内の照明具合等で見事に変わってきます。

VQ1005 も VQ1015 Entry も今回の検証では内蔵メモリに最大 129 枚撮れてたんですが、条件によって電池がかなりある状況でも 80 枚になったり、60 枚になったり、データの情報量が多ければそれだけ 1 枚のサイズがでかくなり、枚数が少なくなるわけで、撮影枚数で優劣をつけるのはちょっと無理があります。

なので、記載の枚数はあくまで参考値としてお考えください。

ノンストップで撮りまくって、どれだけの時間電池がもったか、これこそが正しい比較になると考えます。


僭越ながらちょっとした結論を、筆者なりに。


  1. VQ1015 Entry はアルカリ電池よりエネループ(*)などニッケル水素充電池の方がもちがいい!(*)エネループ新品時
  2. VQ1015 Entry は VQ1005 より電池のもちが(悲しいが)悪い!

2. については「えええ???」という方もいるでしょうが、最初のビープ音(電池を取り出さないと何のボタンも反応しない)、つまりほとんどの人が「電池が切れた!」と気づく時間に注目すると 3 回いずれも VQ1005 の方が長いのです(それも結構差がある)。

そこから完全に電池がなくなるまでの部分は正直力技になるんで、通常はそこまでやりたくないんでは?と思い、そのあたりを考慮し、結論出しました。

ま、「VQ1015 Entry は電池のもちに関して特に改善されてはいないようだ」ぐらいでいいのかもしれません。


※検証では新品の電池がなくなるまで一気に間髪入れず撮り続けていますが、通常はまずあり得ない状況です。ぱっと見、電池がなくなるポイントが 60 分、90 分、120 分などにみえますが、これはいわば「電池を最短でなくすための撮影方法」で試した値に過ぎませんので、あしからず。



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